体育あそび
体育あそび100選
固定してある施設を使っての遊び

固定された遊具は密林の多様な条件を備えている。隠れ、よじ登り降り、ぶらさがり、振り、渡り移り、とび、回り、すべり降りなどして、上下左右前後に移動して動き回る。興味のつきない遊びの場である。密林は、四本足の哺乳類が二本足の霊長類へ進化した重要な場である。樹木を中心とした密林活動の遊びは、子どもの楽しい活動であると共に成長発達のうえで欠かすことのできない遊びの過程である。

遊ぶ用具
低い鉄棒、ジャングルジム、大型ジャングル、総合遊具、すべり台、ブランコ、雲梯、シーソー、登り棒、回旋塔、遊動円木、埋め杭、埋めタイヤ、丸太組み、櫓、登り棒、つり縄、つり輪、ネット、
遊びの形
よじ登る、移る、くぐる、すり抜ける、降りる、ぶらさがる、振る、回る、とぶ、ゆする、すべる、とび越す、乗り越す、
指導の主眼
・空中または高所の動きが主であるため、地上運動では体験できない大きな、そして複雑な動きができる。そのスリルとおもしろさは格別である。しかし恐怖心を除けない場合も多く、段階的な指導や、個人差に応じた扱いが必要である。
・各施設特有の技があるので、それぞれの施設の遊びに慣れ親しませ、幅広い楽しみ方と能力を得させたい。
安全の要点
・落ちる例がいちばん多いが、衝突やそれに伴う打つ、突くなどもよく見られる。ふざけ・いたずら、自慢による油断、力とかけ触れたひとまね、挑戦しての失敗、恐怖による手離しなどについて、特に留意する。
・施設の破損や倒壊による事故は死につながる場合もある。安全な設計や毎日の安全点検が大切である。・施設による首つり事故も多い。縄の使用、首紐のある上衣などは絶対に避ける。
先生のそばにかたまりっこ