公益財団法人 外あそび体育遊具協会
事業理念

子どもたちの基礎的な運動能力は、その発達に適した必要な時期に体験・習得させなければ身につかないものです。

例えば人間の汗腺は3歳頃までに完成し、この時期までに沢山汗をかかせないと、汗腺が未発達のまま成長し、体温調節の出来ない子どもになる恐れがあります。

基礎的な身のこなしや動作の習得も同様で、幼児期の日常のあそび等を通して体得しますが、これは大脳・神経系発育によるものであります。従って脳・神経系の発育を伴うという意味で幼児期の体育あそびは非常に大切なのです。

公益財団法人外あそび体育遊具協会は、安田祐治先生の70年に及ぶ学習指導法、遊び、体育用具施設等の研究・実践を通じて培われた体育あそび指導法を公開し、子供達の発育・発達を促す為に、ひろく普及させることを理念としています。

事業趣旨

わたしたち人間は遊ぶことが好きです。もっとも人間に限らず、犬でも猫でも牛でも馬でも猿でもよく遊びます。特に子供の時は盛んです。中でも人間は特によく遊ぶのではないでしょうか。現在では遊ぶために働き、遊びのために生きているとも思える状態です。しかも動物はただ自然のなかで追いかけっこをしたり、組み合ったりという簡単なものですが、人間は単純なものから複雑なものまで、いろいろ工夫をこらして新しく遊びを作っていきます。

幼い頃はこの遊びが生活のすべてであり、幼少青年期はこの遊びが特に体育的な遊びによって、肉体的にも、精神的にも、社会的にも発育し発達が促進されて人間形成がなされていくわけです。したがってこの遊びや運動を充実してくれる遊具や運動器具の適否、優劣は極めて重要な問題となっています。

公益財団法人外あそび体育遊具協会は、子供達の発育発達のために、子供達の活動欲求に対して最高の満足感が得られるように、「楽しい体育あそび」を通じて、土地の狭い日本の現実欲求の中で最大の能率を上げ得るような遊具、体育施設を与えてやりたいと念願しています。

事業趣旨

公益財団法人外あそび体育遊具協会は、外あそび体育遊具と体育あそびの総合的な活用によって、児童及び青少年の健全な育成を促進し、教育、スポーツ等を通じて国民の心身の健全な発達に寄与し、豊かな人間性を涵養することを目的としています。そのための事業として、以下の活動を行っています。
・児童及び青少年の健全な育成を促進するための教育監督に貢献するものへの認証、体育指導技能度の登録及びその認定証の発行事業・児童及び青少年の健全な育成を促進するための講演会、講習会、セミナーの実施と出版物の刊行事業
・外あそび体育遊具と体育あそびを連携させた総合的な教育指導
・運用提言事業・外あそび体育遊具の総合的な活用に関する実践普及
・啓発事業・外あそび体育遊具及び体育あそびを活用した幼児園・幼稚園・保育園・小学校運営に関する教育プログラムの提供事業